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大阪大学発ｽﾀｰﾄｱｯﾌﾟのﾚｲﾒｲ (大阪市) は, 難治性の目の病気を持つ患者に iPS 細胞から創った角膜を移植する臨床試験 (治験) を 6 月にも開始すると言う.
病状を改善出来るかを検証し, 2027 年にも実用化に向けて国に承認申請する.
角膜を新たに作る細胞が怪我や病気で失われ, 失明する事もある 「角膜上皮幹細胞疲弊症」 の患者が対象になる.
6 月にも国に治験を始める申請書を提出し, 24 年内にも 1 人目に移植する. 角膜の異常などを改善する効果や安全性を調べる.
ﾚｲﾒｲは大阪大の西田 幸二教授が進める角膜の再生医療の実用化を目標に掲げている.
西田教授らは 19 年から 22 年に掛けて, iPS 細胞由来の角膜の細胞ｼｰﾄを角膜上皮幹細胞疲弊症の患者へ移植する臨床研究を進めて来た.
4 人の患者を 1 年以上経過観察し, 腫瘍などが出来ずに一定の安全性がある事を確認しており, 中には視力が上がった人もいたと言う.
実用化に向けては, 多くの患者で効果を検証する必要がある為, 治験を実施する.
複数の医療機関で移植する予定と言う.
角膜上皮幹細胞疲弊症には他人の角膜を移植する治療法があるものの, 拒絶反応が起きる可能性がある他, 提供者 (ﾄﾞﾅｰ) も不足している.
患者の口内の細胞などから造ったｼｰﾄを移植する方法もあるが効果にﾊﾞﾗﾂｷがあると言う.
iPS 細胞は体の様々な細胞に変化出来る. 臓器などの機能が落ちた患者に対して iPS 細胞を使う再生医療が複数開発され, 効果検証の段階にある.
Have a nice day!
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