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第二次岸田改造内閣が発足後, 1 ｹ月を迎えようとしているが, 懸念された如く, 閣僚の旧統一教会への関与の深さが次々と暴露され続けている.
その最たる例が山際経済財政･再生相であろう.
僅か 3 年前の関係施設へのﾈﾊﾟｰﾙ訪問も 「記憶になかった」 と嘯いたり, 秘書が信者であるとの週刊誌報道も否定したりと, 先ず政治家である前に, 人間としての信頼性に欠けていると言わざるを得ない.
外相でもなければ, 海外出張は日常茶飯事ではない. “経費 = 税金” を使う以上，その出張目的は明らかであった筈. そのお膳立てをした “秘書” こそが教会の信者ではなかったのか? と言う疑念は誰でも容易に思い浮かぶ.
また, 荻生田政調会長の教会との密着振りも疑惑が少しも払拭された訳ではない.
その他 「(ｲﾍﾞﾝﾄで) 挨拶をした程度」 などと軽く “いなした” 心算の閣僚も少なくない.
然し, そのｲﾍﾞﾝﾄの開催趣旨も識らずに "挨拶のｽﾋﾟｰﾁ" をする事など余程脳天気な人間でもなければ出来ない筈だ.
まるで, 岸田さんの危機意識は他人事の様である. だからこそこの様な疑惑に塗れた閣僚人事となったのであろう.
安倍元首相の祖父の岸 信介氏は旧統一教会の創始者で教祖である文 鮮明氏と昵懇の間柄であった様で, 以来, 3 代に及び, 教団との関係は尋常ではなかった様である.
教団が多額の献金や霊感商法で大きな社会問題を引き起してきたにも拘わらず, である.
その意味で, 「岸 信介元首相が教団と関係があると思い, その孫の安倍元首相も関係があると思った」 と思い込み, 銃撃に及び死亡させた犯人, 山上 徹也の “勘” はそれ程的を外れてはいなかったのである.
曰く付きの教団が, 明確な意図の下に, 日本の政治に深く静かに関与･浸透して来た事実を, 結果的に, 白日の下に晒した山上 哲也を如何評価し, 位置付けるべきか?
人間として "誠実さ" の感じられない, ｶﾙﾄ塗れの議員たちを起用した岸田さんの見解を問うて見たいものである.
Have a nice weekend!
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