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慶応義塾大学の青木 大輔教授と岩田 卓専任講師らは, 子宮頚癌の新しい治療法を開発し, 臨床研究を開始していると言う.
患者の免疫細胞を取り出して大量に増殖したものを, 体に戻して癌を叩く手法との事.
子宮頚癌は年間約 2900 人が死亡するとされ, 再発した場合の平均生存期間は約 1 年半と短く, 女性特有の癌として, 乳癌と共に有効な治療法が求められている.
新たな治療法では, 癌を攻撃する免疫細胞を 100 億個以上に増やす. 患者の体から他の免疫細胞を除去し, 癌を攻撃する免疫細胞が働き易い様にする.
今回の臨床研究は, 最大 14 人が対象となると言う.
この治療法は悪性黒色腫 (ﾒﾗﾉｰﾏ) で既に実証されている手法である.
米国立がん研究所によると, 97 人の患者のうち 20 人で癌が消滅しており, その内 19 人では 3 年以上再発していないと言う.
子宮頚癌でも, 根治に〓がる治療法になると期待されている様だ.
本日のｶｯﾄ写真提供 : 下平 宏氏 (朝日を浴びて翔ぶ大白鳥)
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