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北朝鮮の金 正恩は, 開催中の第 8 回朝鮮労働党大会で 「最大の主敵･米国を屈服させる!」 と相変らず勇ましい報告をしたと言う.
また, 対米交渉力を強化すべく, 米国の首都ﾜｼﾝﾄﾝを射程に収める 1 万 5 千キロ圏内を正確に核打撃出来る技術や、任意の場所から発射出来る固体燃料型の大陸間弾道ﾐｻｲﾙ (ICBM) を開発する, とも宣言している.
更に, 多弾頭誘導技術の研究事業や, 新たな原子力潜水艦の設計研究の審査が最終段階にある, などと新兵器開発計画を次々と明らかにもした由.
それにしても, 退陣を余儀なくされたﾄﾗﾝﾌﾟが行なった 「米朝ﾄｯﾌﾟ会談」 は如何なる意味があったのだろう?
核放棄処か, 堂々と, 核開発を進展させる "時間的余裕" を与えただけだったのではないか?
何時もの事ではあるが, ｸﾞﾗﾝﾄﾞﾃﾞｻﾞｲﾝを緻密に描く事なく, 内容が空っぽな書面を取り交わしただけのｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ会談で, 「ﾄﾗﾝﾌﾟ恐るべからず」 と金 正恩にすっかり舐められてしまった.
もし, あの文書に 「核廃棄の Deadline」 を明記させていたら, 事態は変っていたかも知れず, ﾄﾗﾝﾌﾟはﾉｰﾍﾞﾙ平和賞に輝いていたかも...
尤も, 有りもしない屁理屈を並べて, 約束事を反古にしてしまうのは北朝鮮の常套手段であるから, 結果は同じだったと考えるべきか.
会談前は, 媚びを売る程ﾄﾗﾝﾌﾟを畏れもし，神経を尖らせていた金 正恩は, 自身の核開発戦略路線に確信を得た筈だ.
この意味においても, 事態を悪化させたﾄﾗﾝﾌﾟは糾弾されて然るべきである. (と私は考えている.)
Have a nice holiday!
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