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皮膚が赤くなって盛り上がり, 剥がれ落ちる慢性疾患 「乾癬 (ｶﾝｾﾝ)」 発症に, 表皮にある物質が関わっている事が, ﾏｳｽを使った実験で判明したと, 京都大の大日 輝記講師 (皮膚科学) らのﾁｰﾑが発表している.
この物質は細胞内で情報伝達を担う 「TRAF 6」 で, 機能を弱める様な新薬の開発に繋げたい意向である.
ﾁｰﾑによると, 乾癬の国内患者は 30 万 - 50 万人.
免疫の異常な働きが表皮に作用し, 悪循環が起きて慢性化するとされるが, 詳しいﾒｶﾆｽﾞﾑは不明と言う.
ﾁｰﾑは, この悪循環に関与しているのは, 表皮にある RAF 6 と考え, 実験を行った.
表皮に TRAF 6 を持たない様にしたﾏｳｽは, 乾癬を発症する物質を耳に塗っても発症せず, 乾癬に特有の免疫異常を人工的に起こしても発症しなかったのである.
この為 TRAF 6 が乾癬の発症や持続に関わっていると判断したと言う.
大日講師は 「TRAF 6 は体内で重要な役割を持つ物質とも考えられ, 表皮の TRAF 6 の機能の一部を抑えられる様にしたい」 とｺﾒﾝﾄしている.
Have a nice day!
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