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中枢神経では, 視床下部から分泌されるﾎﾙﾓﾝの 1 つ, ｵｷｼﾄｼﾝは, 末梢組織では主に平滑筋の収縮に関与する.
即ち, 分娩時の子宮収縮や, 乳腺の筋線維を収縮させて乳汁分泌を促す, などの働きを持つ事で知られている.
さて, このﾎﾙﾓﾝに, 肥満を防止する働きもある事を, 自治医科大の矢田 俊彦教授と前島 裕子助教らが発見したとの事.
ﾏｳｽの皮膚に注射する実験で, 体重減少と肝臓の脂肪量減少, 血糖値の低下効果が確認された.
1, 2 年内にﾋﾄでの臨床研究を始め, 企業などと組んで抗肥満薬として開発を目指す計画だと言う.
ｵｷｼﾄｼﾝは, 女性では, 成熟した乳腺に作用して, 乳汁の排出を促す.
授乳時に, 乳児が乳首を吸引すると, ｵｷｼﾄｼﾝの分泌が増加して, 射乳を起すのであるが, これを射乳反射と呼んでいる.
また, 分娩時には胎児が産道に入る刺激によって, ｵｷｼﾄｼﾝの分泌が増し, 子宮平滑筋の収縮力を強める作用をも有する.
その為, 分娩誘発剤としても広く用いられているのである.
なお, 男性にもｵｷｼﾄｼﾝは存在するが, その作用は不明である.
ｵｷｼﾄｼﾝに限った事ではないが, 内分泌ﾎﾙﾓﾝと言うものは, まだまだ未解明な部分が沢山あるものである.
それだけに, ﾎﾙﾓﾝ療法には要注意である. 思いもよらぬ副作用が潜んでいるﾘｽｸを否定できないからである.
Have a nice holiday!
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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