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東京大学の岩坪 威教授らの研究ﾁｰﾑは, ｱﾙﾂﾊｲﾏｰ病になる可能性を予測する手法の開発に成功したと言う.
認知機能が正常な状態から, 年齢や性別, 認知症の家族歴や自覚症状の他, 簡単な認知機能ﾃｽﾄなどを下に推測する手法で, 今後は, 精度の検証を進めて行く計画との由.
従来, 原因物質は陽電子放射断層撮影 (PET) 検査で調べるしかなく, 高ｺｽﾄであると共に, 実施できる施設が限られていた.
認知機能などに影響が出る前の早期から, 原因物質の蓄積などを下にﾘｽｸを把握出来れば, 早くから治療出来る可能性がある.
治療薬の国際的な臨床試験 (治験) で得られた, 米国の約 4400 人分のﾃﾞｰﾀを使い, ｱﾙﾂﾊｲﾏｰ病の原因物質の蓄積度合いを測定する予測法と言う.
PET 検査で蓄積度合いが分っている日本人 37 人のﾃﾞｰﾀと照合すると, 統計的にみると予測に役立つ可能性を示す結果が得られた.
新薬の治験の被験者の選定にも役立つ様だ.
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